あれやりたい、これやりたい 実験的試行
あれ言いたい、これ言いたい 文学的嗜好
あれは嫌、これは嫌 アイデンティティー保ちたい
でも聴いて欲しい、見て欲しい
そう、ずっと葛藤の日々
押し殺して削って小綺麗になって
そうして時代のために鳴る音
胸を張って立って待ってるだけじゃ
小さなトンネル潜れぬ見えぬ光
この手でこの声で誰かに届けたいなら
腰を折って這って汚れても行かなきゃ
前に進めぬ時もある
「売れ線だ」「商業的だ」「奴はビジネスマンだ」
「そんなの誰にだって出来る、個性なんてない」
心の何処かでそんなこと思ってないかい
耳を澄ましてご覧 LとRに響くこだわりが聴こえるだろ
重なる幾つもの音
ありふれた言葉の裏側
腕磨いて上げて繰り返すだけじゃ
高いフェンス登れぬ見えぬ景色
この手でこの声で誰かに届けたいなら
腕振ってしゃがんで一気に伸びて
飛び越えなきゃならぬ時もある
胸を張って腕を磨いていくだけじゃ
誰にも聴こえぬ見えぬ届かぬもんさ
この手でこの声で誰かに届くのなら
少しくらい我慢するさ
小さなトンネル、高いフェンス
進むためには荷物捨てていかなきゃ
この手でこの声であなたに届けたいのに
「らしさ」なんてものがどれほど
大切なのかな