鈍い光を隠しながら腰にぶら下がるそいつは
時代遅れの代物だった
その昔は血肉を食らう兵器として生きていたけど
今となっちゃマニアの骨董品なら良い方さ
切り裂いて、叩き付けて、錆び付いた
守ってきたものも
グッバイ バイバイ バイバイ文化
ジャパニーズカルチャーよ
もういっそ染め上げてよ
赤と白以外で
グッバイ バイバイ バイバイ伝統
ジャパニーズトラディションよ
ああ便利な世の中だな
聞こえない 見えない 食えもしない
そう、物質的な価値はない
それを後生大事にするその姿は
焼かれ叩かれ強くなる様と同じだ
草臥れて、埃被って、でも折れていない
守ってきたものも
グッバイ バイバイ バイバイ文化
ジャパニーズカルチャーよ
侍ヒよ 撫デシ子よ
きっとDNAに刻まれているはず
グッバイ バイバイ バイバイ伝統
ジャパニーズトラディションよ
ああよかったまだ鈍くも確かに光っている